まいどおおきに健やかライフ~大阪から厳選の漢方薬局ガイド

まいどおおきに健やかライフ~大阪から厳選の漢方薬局ガイド

基礎知識からお店選びまで、漢方お役立ち百科【大阪編】

大阪から厳選の漢方薬局 HOME » 【基礎知識】漢方のイロハ » 漢方薬の歴史と西洋薬との違い

漢方薬の歴史と西洋薬との違い

ここでは、漢方の利用を考えている方向けの知識として、漢方の歴史と西洋薬との違いにスポットを当ててご紹介していこうと思います。

意外と知られていない漢方の歴史と西洋薬との違い

では、漢方の歴史について。まずは意外な事実からご紹介しましょう。現在の漢方は、日本国内で独自に進化・発展を遂げてきたものであると聞いたら、多くの方が驚かれるのではないでしょうか。「漢方」という文字面だけを見ると、つい中国伝来の東洋医学であるイメージを抱きがちです。間違いではありませんが、100%正解でもないのです。詳しくご説明していきましょう。

時は5世紀から6世紀頃まで遡ります。この時代、仏教などの大陸文化とともに、中国医学も日本にもたらされました。そうした意味では、中国伝来の東洋医学であることは間違いありません。しかし、オリジナルを自分たちに合わせて改良したりアレンジしたりするのは、日本の得意とするところ。中国から伝わった医学は、日本の風土・気候や日本人の体質にあわせて独自の発展を遂げていったのです。

そして時は進み17世紀、江戸時代となるとオランダから西洋医学がもたらされます。ここで初めて、西洋医学を「蘭方」と呼ぶのに対し、独自に発展してきた日本医学を指す言葉として、元は中国から伝わってきたという意味から「漢方」という言葉が使われるようになったのです。つまり漢方とは、1000年近い試行錯誤や発展を日本で行なってきた独自の医学ということ。ちなみに中国で生まれ中国で発展していった医学は「中医学」と呼ばれます。部分的に似ていることもありますが、あくまで漢方は日本の風土・気候や日本人の体質にあわせて発展してきたという点に留意しておくべきです。

漢方薬と西洋薬の違いとは?

続いて、漢方薬と西洋薬の違いについて見ていきましょう。まず大きな違いとしては、成分の違いがあります。西洋薬は人工的に化学合成された物質、あるいは生薬の有効成分だけを抽出したものから製造されたもの。一方、漢方は自然界に存在する生薬を複数以上調合して作るものという違いがあります。

こうした違いに伴い、効果・効能の面でも違いがあります。西洋薬は1つの疾患に対して強く早く効能をもたらすのが特徴。一方、漢方薬の場合は1つの疾患を集中的に抑えるのではなく、身体の全体を整えながら抵抗力を高める働きがあり、効き目もゆっくりという感じになります。

例えば頭痛という症状が表れた場合、西洋薬は頭痛を起こしている原因を無力化させるのに対し、漢方では体質や環境、精神状態などを整えることで、根本から治療するという考え方です。ただし誤解のないよう付け加えておきますと、漢方薬すべてが即効性に乏しいというわけではありません。風邪や胃腸向けなどで、即効性のあるものも存在しています。

もうひとつ、西洋薬と漢方薬の飲み合わせについて、基本的には西洋薬と漢方薬を同時に服用してダメということはありません。それぞれの長所と短所をカバーし合うという効果も期待できます。しかし、併用すると危険な組み合わせもあるので、必ず医師や薬剤師へ相談すべきです。

 
ページの先頭へ
まいどおおきに健やかライフ~大阪から厳選の漢方薬局ガイド