まいどおおきに健やかライフ~大阪から厳選の漢方薬局ガイド

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病気予防

ここではがんやインフルエンザ、胃腸炎などの病気予防と漢方との関わりについて、説明していきたいと思います。

がん・インフルエンザ・胃腸炎・・・病気予防と漢方の関わり

西洋薬の多くが病気の症状をピンポイントで改善する働きなのに対し、漢方の主眼とされているのは身体全体の調子を整えるという役割です。

また、病気と診断されないものの身体の調子が悪い状態である「未病」の改善も得意とするところ。そうした働きが、各種の病気予防にも有効であると、近年注目を集めているのです。

女性がん治療まず、がんの予防について。西洋薬の抗癌剤はがん細胞を直接攻撃・排除する性質を持ち、副作用をもたらすケースも多いのが特徴。一方、漢方薬の場合は、弱っている身体の部位を正常に戻すことで、予防や進行・転移の抑制、再発防止するという考えに基づいています。

なかでも注目されているのが「虎杖根」。がんの働きを抑制するリスベラトールという成分を含んでおり、感染症の抑制にも効果があったという報告例があります。

それだけではなく、ガンを治療するにあたって化学療法や放射線治療を続けた結果白血球減少症になった場合にも虎杖根と鶏血藤・何首烏などを一緒に処方すると白血球が増加しやすくなるようです。

参考:2016年発行レスベラトロール研究会「レスベラトロールの化学と機能」大澤俊彦(愛知学院大学心身科学部)

また、高麗人参や朝鮮人参などにも予防や転移抑制の効果ありとのこと。つまり、漢方では、がんの予防や克服に重要な、身体の抗癌力や自然治癒力の向上をサポートする役割を果たしているのです。

それから、リグナン類もガンの予防に効果があると言われていますが、リグナン類が多く含まれる植物はゴマ、ゴボウ、レンギョウなどで、漢方でも生薬として使われていました。具体的に言えば牛蒡子(ごぼうし)や杜仲(とちゅう)、板藍根(ばんらんこん)などです。リグナン類には抗がん作用の他に抗インフルエンザ作用もあると言われ注目を浴びています。リグナン類が含有する漢方薬は「飲むワクチン」などと呼ばれ、リグナン類が注目される前からよく使われていました。

参考:2011年01月01日発行農業および園芸 、86 号・1 、p10-20「アルクチン・アルクチゲニンの多機能性と高含有植物の利用」畑直樹 (大阪大 大学院工学研究科)、小林昭雄 (大阪大 大学院工学研究科)、村中俊哉 (大阪大 大学院工学研究科)

続いて、インフルエンザや風邪に対して。かねてより、インフルエンザといえば、風邪のひきはじめに即効性がある漢方薬として「葛根湯」が重用されてきたのはご存知の通り風邪ひき男性です。

また高熱が出てしまった場合には、身体の不要な熱を取り除いてくれる働きのある「牛黄」。関節の痛みを伴う場合には「麻黄湯」や「銀翹散」。喉が痛む場合には「板藍根」や「甘草」などがお勧めとされています。

胃腸炎の女性胃腸炎に関しても、漢方は効果を発揮します。胃の冷えを原因とする場合には乾姜や人参系の生薬が処方されるケースが多く、消化機能の低下には「四君子湯」、ストレス性の胃痛や胃炎には、粘膜を保護する「柴胡剤」といった具合です。

また、下痢には「真武湯」や「人参湯」、「大建中湯」や「桂枝加芍薬湯」などが用いられます。

大雑把にそれぞれの漢方薬の期待できる効能などを紹介しましたが、漢方薬は組み合わせで効果が変わってくるので注意が必要です。例えば芍薬を基本として考えると,甘草と組み合わせると(芍薬甘草湯)神経筋遮断作用、当帰と合わせると(当帰芍薬散)補血作用というように薬効が変化します。もちろんその割合や個々の身体の状態でも効果は左右されます。

参考:2008年11月14日発行日本薬理学雑誌 132巻特集:漢方薬理学、基礎医学エビデンスから臨床効果までp260-264「漢方医学の初歩的概論」佐藤広康 (四天王寺大学保健学科教授)

以上の通り、漢方は各種の病気予防の観点からも、有効な働きを期待できることがお分かりいただけると思います。また、症状の進行抑制や再発防止についても同じです。

ただし、これまた何度も繰り返していますが、どの漢方薬が効果をもたらすかはケースバイケース。極端なことを言えば、正解は患者さんの数だけあるということです。決してご自分で判断せず、専門家の指示を仰いでください。

 
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