まいどおおきに健やかライフ~大阪から厳選の漢方薬局ガイド

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便秘

このページでは、便秘に対して漢方がもたらす効果や漢方をおすすめする理由について紹介したいと思います。

便秘に漢方がもたらしてくれる効果は?

東洋医学では、便秘は「気・血・水」という三種類のバランスが乱れることによって、5つから6つの便秘のタイプが起きると考えられています。

三種類のバランスの乱れとは、「水」なら水分不足、「気」ならストレスや不安などからくる自律神経の異常、「血」であれば「お血」による便秘と考えることができます。

このような症状に対し、多くの生薬の中から最適な組み合わせを見つけ出すことによって、一時的ではなく長期的な視点で体質を改善し、便秘の根本から治療していきます。

「便秘」というと一種類しかない症状のようにも思えますが、東洋医学では便秘を引き起こしているトラブルやそれぞれの体質に応じて生薬を使い分けます。

いわゆる「オーダーメイド」に近い状態での便秘治療が可能であり、一時的ではなく長期的な視点で排便を促すことができます。

西洋医学における便秘薬は腸のぜん動運動を刺激して排便を促すのみにとどまりますが、漢方を使えば便秘だけでなく水の巡りや内臓の調子を整えるなどして、便秘体質を徐々に改善していきます。

漢方薬は、「便秘を体質ごと変えていきたい」という方に向いており、長期的に服用するほどに効果が期待できます。

便秘の原因と解消が期待できる漢方の種類と効用

東洋医学では気・血・水の三種の状態をチェックしながら、それぞれの症状やコンディションに応じた処方を行います。

体力があるほうで、のぼせや頭痛などを伴う場合には、血の巡りを良くする「桃核承気湯」(とうかくじょうきとう)などが処方されます。

ストレスや不安などが多い方には、気の巡りを改善する「大柴胡湯」(だいさいことう)や、「加味逍遙散」(かみしょうようさん)が処方されます。

大柴胡湯はがっしりした体つきで、お腹まわりもガッチリした人に向いています。加味逍遙散はとくに更年期障害による軽度の便秘に効果があり、精神的イラつきも軽減されます。

参考:2008年9月20日東海大学医学部専門診療学系漢方医学第14回漢方教室(漢方)「漢方で便秘や下痢を治す-スッキリ快便で元気いっぱい-」

妊娠中でも使用できる安全な漢方薬としては、「小建中湯」(しょうけんちゅうとう)が用いられます。これはお子さんでも使用できる安全な漢方として知られており、「補中益気湯」(ほちゅうえっきとう)なども消化器官を強化するために使われます。

慢性的な便秘や硬い便については、腸内の水分量を多くする「潤腸湯」(じゅんちょうとう)「麻子仁丸」(ましにんがん)などがおすすめです。「潤腸湯」これには血の流れをよくする薬の桃仁に,地黄・当帰を合わせた薬です。桃仁は油を含み、便に潤いを与え柔らかくする効果があります。

参考:2016年11月女性心身医学 p173-177「特集 第22回日本女性心身医学会研修会報告、女性心身症に効かせる漢方」蔭山 充(蔭山医院)

過敏性大腸症候群のように、何らかの原因によって便秘と下痢を交互に繰り返す場合には、胃腸の動きを正常化する「桂枝加芍薬湯」(けいしかしゃくやくとう)などが用いられます。

漢方をおすすめする理由

上記でも紹介したとおり、便秘にはさまざまな症状やタイプがあります。原因も決して一つではなく、遺伝的なものもあれば、一時的なストレスや食物繊維の不足などさまざまです。

これらの便秘に対して、西洋医学のお薬で対処するのは簡単ですが、それだけでは根本的な解決にはなりません。

一人一人の症状に合った薬でなければ、便秘が生み出されている原因にアプローチすることはできませんので、便秘解消効果もそれほど期待できないのが実状です。

漢方薬は西洋のお薬にはない、体質に合わせたオーダーメイドの処方ができます。さらに便秘の症状を生み出している原因や根本にもアプローチすることができます。

万が一漢方が合っていなければ再度診察を行って、別のお薬に替えることもできるので、柔軟に対応できることもメリットの一つです。

また、西洋医学の薬と比べて副作用の心配が少ないのも漢方をおすすめする理由です。

一般的な下剤と比べると効き目はゆっくりになりますが、時間をかけて体質を改善していくことができますので、長い目で見ながらしっかりと便秘治療を行っていきたい方におすすめです。

 
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